【お知らせ】不登校から新たな道を歩み出した生徒たち(1)
【安心して自分を育てられる環境を、子どもたちに】
(不登校から新たな道を歩み出した生徒たちへのインタビュー (1) )
9月1日は、子どもたちの自殺が最も多い日だと言われています。
全国的な自殺者数は年々減少してきていますが、子どもの自殺はむしろ増えており、
残念ながら昨年(2024年)は過去最多(529名)となってしまいました。
特に、様々な学校・スクールの2学期が始まる8月後半(北海道・東北)から、
9月1日(その他の地域)は1年の中でも多い期間となっています。
ご自身でのメンタルヘルス管理や、ご家庭、友人など、みなでの注意が必要です。
理由は、「学校問題」が最も多く、今いる学校に行けない・行かないという選択で苦しんでいる子も多くいます。
そのような中で、本校のような新たな教育・スクールの選択肢を見つけ、笑顔を取り戻した子どもたちもたくさんいます。
できるだけ早く、まだ元気があるうちに、他にも選択肢があることを知ってもらいたいと、毎年この時期にお伝えしています。
周りの方々も、教えてあげてください。
違う道を知るだけで、救いになることもたくさんあります。
10代前半生徒インタビュー(2)はこちら
一桁年齢後半生徒インタビュー(3)はこちら

こちらでは、以前の小中学校に行かなくなりTSSに入学し高校生年齢となった、本校生徒の声を紹介します。
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Q.可能な範囲でよいので、よければ前の学校等に行かなくなった経緯について、教えてもらえますか?
A.一般的な小学校に通っていました。いつも授業を受けていましたが、自分にとっては楽しくなく、どうしてもやる気が出ませんでした。
今考えたら、自分の性格的に興味があることはとことんしますが、そもそも興味がないことはあまりできないのだと思います。
もちろん「興味がないけどやってみよう」と思い、やってみたこともありますし、ある程度やってもみました。
ただやはりそういうものは長くは続かなかったです。そのうち小学校に行かなくなりました。
Q.TSSを見つけた経緯は?
A.親がTSSを探してきてくれました。
当時は、新しい場所に期待があったわけではなく、むしろ別の学校に行くことは怖いと思っていました。
そのため当時、別の学校を見に行くことはありませんでしたが、TSSのホームページを見たときに気になり、1度実際に見に来てみたら自分に合っていました。
その後学校体験を経て、入学したいと思うようになりました。
Q.入学してみてどのように感じていますか?
A.楽しく過ごしています。特にみんなでわいわいと、色々なことをしている時が楽しいです。
1人でいても楽しく過ごしていますが、僕はみんなといることがやはり楽しいです。
Q .具体的にTSS のどのようなところが気に入っていますか?
A.楽しいところもそうですが、またやるべきこともちゃんとやる場というのが結構気に入っています。
というのも、僕の家族でも、普段は自由にしていていいけれど、家族みんなでやるべきことはみんなでやるということなどが共通しているからです。
例えば、みんなで過ごしているのだから家の中もそれぞれ最低限の片付けは必要だということや、
家族みんなでやろうとなったことは途中で「やっぱやめた」というのはダメだよね、などあります。
そういう、場にいる人たちのマナーがTSSも似ているところも気に入っています。
Q.TSSのどのようなところが大変で、それらをどう乗り越えようとしていますか?
A.学校を運営するミーティングが色々あるのですが、特に学校経営をしていく経営ミーティングでの難しい話やお金に関する話で大変な時もあります。
スクール全体のことを話し合うことや、生徒やスタッフなど人に関することなども話し合っていて、
課題がある時に解決したり、「これからどのようにしていきたいか」など色々考えたりすることがあるからです。
責任感をもってやっていこうと考えています。
Q.これからどうしていこうと考えていますか?
A.将来についてはまだ明確には決まっていませんが、これからの人生も、その時の自分を自分なりに楽しんでいきたいと考えています。
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【安心して自分を育てられる環境を、子どもたちに】
8/30(土):学校説明会(生徒にもじっくり質問できます)
毎週火曜日:親子見学会(普段の様子をご覧いただけます)
※令和6年中における自殺の状況(厚生労働省自殺対策推進室 警察庁生活安全局生活安全企画課)
https://www.mhlw.go.jp/content/001464717.pdf