【ボランティアスタッフ】あるスクールの1日

本校ボランティアスタッフさんに、東京サドベリースクールでの活動を書いていただきました。

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こんにちは、ボランティアスタッフです。今日は、東京サドベリースクールのある1日の出来事を書いてみました。

午前中は、朝の感情シェアや1日のスケジュール確認の後に、生徒たちが登校してきました。
その後、生徒、スタッフ、ボランティアスタッフとお茶会をしながらコミュニケーションをとったり、
歴史上の人物クイズを楽しんだり、近くの公園で筋トレ。

昼食後40分の休憩をとり、午後はスタッフとスクールのことについて話しあったり、
掃除の時間になり、生徒の掃除責任者さんの指示に従って、掃除を分担して皆で校舎を綺麗にしてきました。
その後、しばらくして生徒たちは下校。平和な一日でした。


私は公立の小中学校での指導経験があるため、サドベリー教育との違いを考えました。
公立の学校では、予め決められた指導案に従って授業を進め、約40分の授業で何が起こるかはだいたい予測可能です。
しかし、TSSの場合は、まず決められた授業が組まれていないので、その日のやることを生徒が自分で決める必要があります。
その中で生徒からスタッフへの依頼は、その日の生徒の状況によって変わってきます。
そのため、その依頼にスタッフやボランティアスタッフが対応する能力が日々レベルアップしていきます。

また、生徒の依頼に答えられない時も当然あります。
もちろん、先生だから、大人だからなんでもできる存在というイメージ作りをするべきだと考える方もいるかと思います。
しかし、大人になってもできないことがたくさんあることはリアルにあります。

大人が全てを知っているわけではありません。
むしろ、やりたいことをどうやったらできるのか考えたり課題に向き合ったり、どうやって適切な助けを求めるのか考えたり、どのように共同で目標を達成できるかを、生徒達は自分で考えることが大切です。
そういった積み重ねをTSSの子たちは日々考え、練習していると思います。

(ボランティアスタッフ)

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