劣等感と個性

こんにちは、生徒です。

本日は生徒の立場から、『劣等感と個性』についてお話ししたいと思います。

日本には一億人以上の人間が存在していますが、

その中で一人一人違う個性や価値観を持っていて、同じ人間は存在していませんね。

それなのに、なぜ人は自分と他人を比べてしまうのだろう。

そのような疑問を持ったので、今回は個性と劣等感をテーマに書きたいと思います。

劣等感の原因

個性はその人の特徴すべてだと思います。りんごが好きとか、体つきがいいとか。

価値観や思考もその個性に入ります。

個性は「個」という字からも分かるように他にはない個人の性質。

その上で、私にはある疑問が思い浮かびました。

「ではなぜ人は、他人と自分を比べることがあるのだろう?」

完全に違う人のことを羨んだり、自分と比べて劣等感を持ったりする。

もちろん私も人を羨んだりすることぐらいありますが、その感情自体深く考えたことはなかったなと思いました。

ここはできるだけ自分で考えたかったので、本などで調べ知識を得たりせず、ひたすら自問自答してみました。

その中でいくつか考えついたことは、「もとを辿れば子どもの頃の環境が関係しているんじゃないか?」ということ。

人が人を比べることは、いわば順位をつける行為なのではと思い、順位をつけるといえば、

親が子どもを褒めたり叱ったりする上で出てくる周りの子との比較や、学校のテストなどだなと考えました。

周りと比べられ、順位をつけられる状況で、上に立てば褒めてもらえる。

そういう考え方を持っていれば、必然的に周りと比べて優位に立ちたいと人は思うだろうと考えました(もちろん全てが全てそうではないと思いますが)。

その上で対人関係を築いたり、自分より優位な相手を見つけたと思えば、いくらでも自分と他人を比べて劣等感を持つことは可能ですよね。あまり気持ちの良い話ではありませんけれど。

そして、現代では特にインターネットの普及のおかげで、SNSなどで簡単に自分よりも優れた人を見つけることができるようになりました。

その状況は劣等感に拍車をかけやすいと思います。

劣等感から抜け出す方法

劣等感を持つことがより安易になったことで、自己肯定感を下げてしまったりする方も多く存在すると思います。

ではその状況から抜け出す方法がないか。ここからは本を参考にして考えました。

そもそも劣等感の種類にも、いろいろと種類があるようです。

大きく分けると、自分次第で解決できる劣等感。

そして自分ではどうにもならない劣等感。

簡単に言えば、体重などは自分次第で変えられる。

ですが生まれた家を変えることはできません。

どれだけ自分の家が貧しくて裕福な家庭を羨んでも、それを未来の活力にできたりしたら別ですが、

落ち込んだり自分は不幸だとい嘆いても変えることはできません。

実際には変えることのできない問題に対してコンプレックスを持つことは多いと思います。

しかしながら、変えることのできない問題に対して悩む時間はとてももったいなく、あえて強い言葉を使えば無駄とさえ言えてしまうかも。

ただ、劣等感のもとが承認欲求だとするのなら解決策はあるようです。

それは自分を自分で認める、受け入れる自己受容とのこと。

劣等感の原因を承認欲求だとするのならば、他者から認められたいと思うのをやめて、

他の誰でもない自分で認めてあげる方が一番確実な方法だと。

私の考えをお伝えするなら、自分のコンプレックスや劣った部分も個性だと思い、

その個性を認めた方が、いわば振り切ってしまったほうが人生楽しいかなと思います。

私自身が他者と違うことを美学としているからかもしれませんが。

そもそもは自分と他者を同一視するのではなく、全くの他人であると線引きをしても楽になるかもしれません。

もちろん全てがこうであるというつもりはなく、あくまで私の意見ですが。

個性と才能は紙一重

自分の個性を他者と比べたとき、劣っている部分に目を向けると劣等感が出てくるのなら、

他者よりも優れている点を伸ばせばいいとも私は思います。

劣った部分を周りと同じレベルにする、という考え方から離れて、自分の長所だけを伸ばせば、劣った部分をカバーできるほどの自分を引きせるんじゃないかと。

個性は周りとの差別化に大きく作用し、自分だけが持っている力を大いに活用できれば

他の誰でもなく自分にしかできないことを武器にすることができると思います。

この一連の考え方から、私は個性と才能は紙一重なんじゃないかとも思ったりします。

でも自分の才能はなんですかとも言われてすぐ答えれる人は少ないと思います。

そもそも才能を見つけること自体が難しいものです。

そこで個性と才能が紙一重なら、才能を開花させるための一番の近道は

自分の個性を知ること、いわば自分を知ることだとも思うのです。

自分は何をしたいのか、何が得意で、何ができないのかなど。

自分を知ることができれば自分に合った選択肢を選びやすくなりますので、

生産性を高めることもより簡単になるでしょう。

いくつかの選択肢がある中で、自分に合った道を選び歩んで行くのが一番良い選択だと思います。

まとめ

本文では個性や劣等感、才能などを題材に、私の意見や本を参考に得た知識などを書かせていただきました。

対人関係とは難しいものですね。人間である以上嫉妬や妬みを持つことも誰にでもあると思います。

ですがそれらは、行きすぎるとあまりいい方向にはいかないような感情です。

サドベリーでは選択の多くを自分で決めることができる分、自分と向き合う機会が多いなと感じたので、

自分とは何かについて考えたときに、たまたま浮かんだ疑問を題材にして書いてみました。

いかがでしたでしょうか。

少しでも感情や個性などに興味を持っていただければいいなと思っています。

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