給付型奨学金制度をスタートします!
こんにちは、スタッフの杉山まさるです。
このたび、2022年1月より本校独自の給付型奨学金制度をスタートいたしました!
こちらは、該当年度の学費の3分の1が給付されるもので、2021年度でしたら年間で最大267,996円が給付されるというものです。
本奨学金は、『経済的に厳しくとも東京サドベリースクールで学び成長したい意欲と能力のある生徒の通学を支援する』ための制度であり、本校独自の”給付型奨学金制度”となっております。
また私たちは、本校卒業後も生徒を応援できればと願っております。
そのためこちらは、現在、社会課題となっている、
「高校や大学卒業後のローン返済により、奨学金生が大学や専門学校等で学業を行うよりアルバイトを優先しなくてはならない状況や、新社会人や20代の給与が多くない中でのローンによる負担が重いこと」
などを無くしてあげたく、給付型といたしました。そのため貸与型のように返済義務がございません。
実はこれまで、保護者の方のお仕事により、通い続けることが難しくなってしまった生徒がおりました。
そのため数年前より奨学金構想を進めていたのですが、様々な理由でスタートできておりませんでした。
しかしこのたび、あきらめずに準備を進めてきたおかげで、小さくともはじめの一歩として本制度をスタートすることができることとなりました!
ただこちらは、生徒優先でスタートした制度ですので、まだスクールとして制度が整っておりません。
特に財源は、スクール運営費と皆様からの善意あるご寄付が源泉となっております。
現在の東京サドベリースクールは、2年前に卒業退校の生徒が多く、またコロナ渦が重なり、運営が厳しい状況となっております。しかしそれでも、サドベリー教育で学び育ちたい生徒たちのため、よく生徒とも話し合いながら、開校し続ける決断をしてまいりました。
本奨学金も、生徒の学びを優先して通い続けられるようにと、設けたものです。
ぜひ必要としている子どもたち・親御さんに広めていただくとともに、応援ご寄付をいただければ幸いです。
皆様の応援は、生徒の学びに直接つながっております。
そしていつか、大人に応援してもらった生徒たちが、「次は自分たちが応援しよう!」と次の世代の子ども達を応援する人に育ってほしい。応援が循環する社会(応援循環型社会)をつくる一員に育ってほしいと願っています。
スタッフ:杉山まさる