新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
日頃より、東京サドベリースクールの活動にご理解、ご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
さて、2022年が始まりました。
スクールはまだ冬休み。生徒のみんなは、どのような冬休みを過ごしているのかな。
本日は1月1日ですので、神社に初もうでに行かれた方も多いと思います。
私も朝、昨年の感謝と今年も頑張りますとお参りしてきました。
日本ではお正月に神社にお参りに行かれる方が多いのですが、お寺に行かれる方もいらっしゃいます。国や人によっては教会やモスクなど、もちろん様々。
では、お正月に神社に行く人が多い東京サドベリースクールは、神道の学校かというと、もちろんそういうわけではありません。
時々「サドベリースクールは宗教的な学校ですか?」というご質問をいただきます。
私は日本生まれの日本育ちとして、伝統的な文化である神道も大切にしていますが、だからといって東京サドベリースクールが宗教的な学校かというと、そういうわけではありません。
神道が宗教かということは一旦おいておいて。
サドベリースクールは、そのスクールの数だけ様々な形があるといえます。それは、厳密な規格にのっとっていないから。
もちろん、ある程度の教育的な枠組みというものはあります。
「生徒にもスタッフと同様にスクール運営に1票の権利と責任が与えられていて、そこから市民教育を学ぶ」
であるとか、
「個人の活動はスクールという社会のルールにのっとっている限り自分で決めることができる」
であるとか。
しかしそれらも、あるサドベリースクールはきっちり決まっているけれど、別のあるサドベリースクールはあまりはっきり決めていなかったりもします。
私は、新型コロナ以前は毎年アメリカのサドベリースクールに訪問していましたし、ヨーロッパや日本のサドベリースクールもこれまでたくさん視察してきましたが、同じスクールは1つとしてありませんでした。
それは、1つとして同じ国がないことと似ています。
そこにいる“人”が違うので、全く同じ“国(あるいは社会)”にはなりえないのです。ですから、ひとくくりに“サドベリースクール”といっても、千差万別なのです。
であるならば、ある宗教にのっとったサドベリースクールがあってもよいし、そういう側面のまったくないサドベリースクールもあってもいいのです。
たまたま東京サドベリースクールは宗教的な側面が強くない学校なのです。
「サドベリースクールは宗教的な学校か?」
という問いには、そういうサドベリースクールがあってもいいし、そうじゃなくてもいい。そのスクールをつくっている人々が、自分たちの信じる道をつくればいいと考えています。
皆様の2022年が美しいものでありますように。
スタッフ:杉山
1/22(土)学校説明会受付開始しました!
1/11.18.25(火)親子見学会受付中です!