【スタッフ教育コラム】「この子が輝ける場所へ」―子が選んだ、新たな学びの環境 古典に学ぶ子育て ― 孟母三遷 Vol.2
孟母三遷の故事は、「子どもの育ちに、環境が大きな影響を与える」という古くからの知恵を伝えています。前回は孟母三遷の概要を紹介しましたが、今回は実際にTSSに集まり巣立って行った同窓生と保護者の方の話を通して、その知恵の現代的な意味を考えてみたいと思います。

「この子らしく育ってほしい」という願い
CASE 01 ― 保育園からそのまま東京サドベリースクールへ
工作が好きで友達と遊ぶこと、本を読むのも好きな女の子。保護者の方は、
「この子なら、小学校にも適応できると思う。でも、周りに合わせられるがゆえに、大人や他の子にとっての“いい子”をしていくのが見える。そのため、よりこの子のことを考えたら、周りに合わせず、でも大切なときは自分のことが伝えられるようにTSSが良いと思って」
と話してくださり印象的でした。
「一緒に見学に来て、子どもが気に入ったのでそのまま入学しました。毎日1時間以上かけて、楽しく通っています」
その後、コロナ禍により転校を余儀なくされましたが、今も毎年スクールに遊びに来てくれています。
CASE 02 ― 小学校卒から一目ぼれ、家族で引っ越し
行かない時期もありながらも、楽しく小学校に通っていた男の子が、TSSの見学に来て一目ぼれ。家族全員で引っ越しを決断し、6年間スクールに通い続けました。在学中は友達とさまざまな活動をし、好きなスポーツもし、自分の興味を次々と試していきました。
18歳で巣立った彼は今、スポーツインストラクターとして働いています。「人と関わることが好き」という自分の特性と「スポーツが好き」という情熱が、自然に仕事として結びついた形です。
CASE 03 ― 中学卒業後、兄弟と二人暮らしで入学
地元の中学を卒業した後、成人している兄弟と二人で関東に引っ越してきてTSSへ。高校生年齢にあたる3年間、早い段階で「好きなこと」を見つけ、それを3年間ずっとやり続けました。また少しずつ作った料理やお菓子をスクール内で販売し、調理道具を揃えてもいました。
在籍中からスクール下校後にも少しずつ働き始め、18歳で巣立ったあと、数年後には自分の店を開業。「やりたいことをやり続けた3年間」が、そのまま人生の土台になってくれて嬉しく思っています。

「合う環境」が、人を育てる
三者三様の背景を持つ彼ら・彼女らに共通するのは、「ここに来て変わった」という表面に見えることより、「環境が自分に合っていた」という感覚かもしれません。
孟母は子どものために三度、住む場所を変えました。それは「問題を解決するため」ではなく、「子どもが本来の姿で育てる場所を求めて」の行動でした。現代の保護者の方々が東京サドベリースクールにたどり着く経緯も、どこかそれに似ているように思います。
TSSには時間割がなく、授業もありません。でもそこには、自分のペースで、自分の興味を深め、異なる年齢の仲間と本物の対話をする毎日があります。子どもたちは「他人から教わる」のではなく、「自分を育てる」ことをしていきます。
子も花も、合わない土壌ではうまく育たないものです。
どんな環境が「この子にとって良い場所か」を考えるヒントは、お子さんご自身の中にあります。もしご興味があれば、ぜひ一度、見学に来てみてください。
(スタッフ 杉山)
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<開催日>月1休日・毎週火曜
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