【スタッフ教育コラム】「これは、ぼくたちのお金なんだ」

「これは、ぼくたちのお金なんだ」

2025年度の決算データを確認しながら、5月の決算報告会の準備を進める生徒たち。

画面を覗き込む二人の顔は、真剣です。
片方がマウスを動かすと、もう片方が「そこ、もう少し上にスクロールして」と声をかけます。パソコンの前に並ぶ彼らが取り組んでいるのは、2025年度の決算報告会に向けた発表準備の資料です。

東京サドベリースクールでは年に2度、学校総会が開かれますが、予算の使い道も、ルールの変更も、スタッフの採用でさえも、スクールの大小様々なミーティングで生徒とスタッフが同じ一票を持って話し合い決めています。
その根っこに「自分たちの社会を、自分たちでつくる」という考え方が、この場所にあります。


そのため、年に1度の本決算の報告会も、生徒が担当を担います。議長の生徒もいれば、貸借対照表の担当生徒もいます。

入学前の学校体験時には、なかなか自ら行動することが難しかった生徒も、本人の素直さと積極性から、今では議長に立候補するようにまでなります。
全ての生徒は、決算書類に触れることは初めてのことですが、だんだんと「やってみよう」の精神を身に付けてトライしていきます。

やったことがなくともやってみようというその意思を応援するのが東京サドベリースクールの文化です。誰がどのようなことを担うのか、そして慣れていなければ自ら教えてもらいに行動することが大事なことも、日々伝えることで、生徒は自ら行動できるようになっていきます。

この学校には、決まった時間割や学年がありません。最大で5歳から20歳の生徒が年齢の壁なく一緒に過ごせます。そのため、年上で在籍年数が長い生徒に、年少の生徒がきいていることもあります。またもちろん、生徒がスタッフに自ら聞きに行くシーンもよく見かけます。

「“失敗”は、それから学べば“経験”に変わるよ」
とはよくスタッフが伝える言葉です。できるだけ準備をして一生懸命やったなら、それは上手くいけば自信になる、上手くいかなかったら経験になると。

その時その人ができることを一生懸命やっていれば、誰かに叱られることはありません。でも同時に、「自分が責任を持ってやりきる」という緊張感もあります。その両方が同時にある空気が、長くちゃんと自分に向き合う生徒の背中をまっすぐにさせていきます。

決算報告会の当日、生徒たちはスクール関係者の大人の前で様々な決算資料を報告します。何もかもできなくとも、今自分にできることをしっかりやる。
それは、どんな教科書にも載っていない種類の学びとなります。

(スタッフ 杉山)


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【オープンデイ】
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<休日版>月1週末9:45〜12:30
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<平日版>毎週火曜日13:00~15:00
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