【スタッフ教育コラム】 行動が答え
地球に暮らさない日はない
今日はアースデイ。
当たり前ですが、私たちは「地球に暮らさない日はない」わけです。
そのため4月22日のアースデイは、地球の持続と健康について考えるよい機会です。
なおアースデイのコンセプトには私たちも共感する面が多く、
実際に過去2回、ブースを出していたほど。

アースデイのウェブサイトには下記の文言があります。
”アースデイは単なる「記念日」ではありません。 それぞれが地球や環境のことを考え、行動するムーブメントです。”
各自が考え行動していくこと。それは私たちTSSの教育の中心と重なります。
TSSの存在意義が『自立する人と社会が育つ学校』であるのは、
1人ひとりが自立を目指し、そして社会自体も自立できるように育っていけるための学校であろうということ。
そのために自由を使って個人が自分らしく育っていけることや、
対話をベースにして皆でつくる民主主義を生徒が思いっきり経験できることを大切にし続けてきました。
それはつまり、各人が自分で考えて行動して、自分の足で立っていけるようになることであり、
そしてそのような人が増えていくことで、自立した社会が形成されていくことも目指しているのです。
自立しているとは、まさに持続できる選択をすること。
そのマインドがあるので、スクールの教育の中には、「今あるものを大切に使う」「環境に配慮する」などが自然と息づいています。
そのため私たちは、新しいものを買うよりも、多くの場合で今あるものをリユースしてきました。
スクールの多くの家具はリユース品です。
地元世田谷区の公共のリサイクルセンターの抽選に、せっせと応募して当てたものばかり。
また在籍家族や応援者が寄付してくれたものもいっぱいあります。
そこにちょっとした統一感を持たせる工夫をすることで、物や環境を大切にしながら、心地よさも両立しています。

また、例えばスクールの洗剤や石鹸も、植物由来で環境負荷の少ないものを使っていたり、製造工程がはっきりしたものを使っています。
他にも例えば、こちらの生徒とスタッフで使っているフライングディスク(フリスビー)。
スクールを応援してくださっている寄付者のご寄付で購入させていただきました。
こちらは環境活動で有名なパタゴニア社製で、
”長崎県対馬市の海岸線に流れ着いたプラスチックごみを100%原料としたフライングディスク”
なのだそうです。

TSS関係者にパタゴニアファンが多いのも、TSSの考えと共通点を見出してくれているのかもしれません。
そういえば私もよく地元の海のごみを袋いっぱい拾っていました。
正直、こちらのフライングディスクより他に安い商品はたくさんあります。
でも何を買うかは、何に投票するのかと同じ。であれば、この星にも配慮した製品を求めたい。
そして、そういうスクールストーリーと行動そのものが、文化となり生徒にも継承されていくと信じているからです。
持続可能な地球、持続可能な教育
教育現場では、残念なことに、エコや環境保護の授業をしながら、学校自体が常に新しいものや実質的に環境に負荷をかけているシーンを見かけます。
私たちは、子どもは大人の言葉遣いのみならず、なにより行動をまねすると考えています。
これは怖いことです。それぞれが気づかないうちに与え、吸収しているのですから。
だからこそ、スタッフ1人ひとりが、何を言い、どう行動するのかも教育なのだと考えています。
もちろん、私たちも何もかもはできません。
でも、環境についても、教育についても、自分の人生についても、
仏僧最澄の言う「一隅を照らす」ように自分のできる範囲ででも行動すれば、
そして皆でしていけば、きっと素敵な世界のバトンを次に渡せます。
今日はアースデイだけれど、毎日がアースデイでもあります。
今日は持続可能な地球と教育を考えるいい機会ですし、
毎日が実践するいい機会ですね。
ご一緒に、今日から未来をつくってまいりましょう。
私たちは子どもの自由・自立・民主主義の、サドベリー教育で貢献していきます。
皆さんは何で一隅を照らしていきますか?
(スタッフ 杉山)
●4/26・5/24 学校説明会
https://tokyosudbury.com/information-session/
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●親子見学会(毎週火曜日)
https://tokyosudbury.com/tour/
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●1日学校体験
https://tokyosudbury.com/school-experience/