【スタッフ教育コラム】TSSの教育特徴をご紹介します(全7回)
TSSの特徴(おもしろさ)をご紹介します。
他の学校や教育との違いを知り、子どもの個性と社会性を育む参考にしていただければ幸いです。
1. 主体性の徹底的な尊重(自主性教育の本質)
●一般的な学校やスクールでは、全部、もしくは一部に「カリキュラム的」な活動や「指導的教師」が存在することが多い中で、TSSでは生徒がすべての活動を自ら考え、決定できることで、『自分で決める力』を養えます。
●何を学びか遊びかなどスタッフが区別せず、「何をするか」「しないか」を本人が選べることで、『大人や他者の制限なく自分を知る』ことや、『自身の行動への責任』を経験できます。
●他人が決めた道を疑問なく歩んだり、疑問を持ちつつ歩む子どもよりも、自ら決める経験をしてきた子どもは『自分で選んで生きる感覚』が幼少期から育ちやすく、自分で決められる大人として自分ならではの人生を歩みやすくなります。

2. 皆で話し合って何かを始めたり解決することで、リアルな人間関係を経験しています(民主的で開かれた社会参加の経験)
●年齢や在籍期間に関わらず、全ての生徒とスタッフに平等に『1人1票 』の権利があることで、主権者意識を育むことができます
●校則(ルール)の制定、問題の解決、スタッフの採用・予算の使い道まで、コミュニティーの一員である生徒とスタッフが共に決めることで、社会的な責任感や合意形成の蓄積が自然と育ちます。
●互いの違いを知り、自分の意見を相手が受け取りやすく伝えたり、相手の意見を適切に受け取ったりすることを数えきれないほど積み重ねることで、コミュニケーションを実際の体験を通して学んでいきます。

3.評価や比較からの完全な自由
●TSSにはテスト、成績、通知表が一切ない。そもそもカリキュラムなどで個人の学びを規定していません。だからこそ、自分が「何がしたいのか」、自分に「何が必要か」を自分で考えることができます。あらかじめすることを決められていては、自分で考える必要がないため、考える力のある大人になりにくいものです。
●自由に伴う他者を尊重する気持ちと行動を積み重ねられます。「自分だけ良ければ」では、自分も含めた「自由な社会」をつくることができません。ルールやマナーを大切にすることで他者のことも考えることは、個人の活動を制限なくできるようになっていきます。
●他者の評価や誰かと比べられないからこそ、「本当に好きなこと」「本気になれること」に集中できます。違いを健全に見られることができるようになれれば、必要以上に他者と自分を比べて落ち込んだり、他者を落とす必要がなくなります。他者を認めて、自分が上がることに集中できるようになっていきます。

4. 「自分のままでいられる」安心感と多様性の尊重
●年齢や興味、性格の違いをこえて、誰とでも自然にフラットに関われる環境です。上下関係や序列がないことで、子どもたちは安心して自分の思いや考えを伝え合い、対等な関係性を築いていけます。
●他人と比べられることなく、自分らしくいることが尊重される空間です。得意や苦手、考え方や感性の違いもそのまま受け入れられ、「自分でいていい」と思えることが、安心感と自信につながっていきます。
●活発に友人と関わることや、1人でマイペースが心地よい子、色々なことをしたい子や1つのことをじっくりやりたい子も、「そのままで大丈夫」と思えるような雰囲気があります。周囲の目を気にせずに過ごせることで、自分のリズムや感覚を守りながら、少しずつ他者とつながる経験を積めます。

次回以降は適時更新します。
●学校説明会(毎月休日開催)
休日に親子でご参加いただけます。学校説明と共に、直接生徒に質問できる時間があります。
●親子見学会(毎週火曜日)
平日に親子でご参加いただけます。学校説明と共に、生徒の普段の様子を見学できます。
●1日学校体験
平日にお子様が丸1日サドベリースクールを体験できます。実際の雰囲気を感じていただけます。