【サドベリー日記】決算報告会、議長は生徒

生徒が議長を務めた、年に一度の大切な場
本日、東京サドベリースクール(TSS)では、2025年度の決算報告会が行われました。前年度のスクール全体の収支を確認し、これからの運営に活かすための話し合い。学校総会と並ぶ、年に一度の大きな場です。

今年、その会の議長を初めて務めたのは、一人の生徒でした。

「以前は、ミーティングの議題を担当することさえプレッシャーに感じていた」

と、本人は話していました。
でも彼は、そのプレッシャーから逃げるのではなく、日々小さな役割から手を挙げることを選びました。発言の機会が少ない場から始め、少しずつ、自分だけのペースで経験を積んできたのです。



「できる範囲」から始まる、それぞれの挑戦
TSSは、異なる年齢の子どもたちが一緒に過ごし、学校のルールや予算さえも生徒にも一人一票が与えられ、話し合って決める学校です。子ども自身が自分たちの場に参加し、責任を持って関わっていくことを大切にしています。

初めて議長を行う生徒もいれば、1つの役割を分担している年少の生徒達もいます。少し先に入学した生徒は、後から入学した年下の生徒にリーダーシップを発揮しているシーンもよく見られました。

また自信なさげだった別の年少生徒は、今回は「自分ひとりでやってみたい」と役割分担時に発言。積極的に周りの先輩生徒やスタッフに声をかけて、「どの項目が、どんな意味で、どうに報告したら皆さんに伝わりやすいか」を考え、台本を作っていました。

「台本があることが恥ずかしいことではないよ。きちんと準備することは素晴らしいことなんだよ」

そんなスタッフの言葉もありました。
決算報告会という場にも、こんなにも豊かな「学び」が宿っています。



自分のペースで、自分の階段を
初めて大きな会の議長を務めた生徒は、議長として会を進行しながら、他の参加者の言葉に耳を傾け、流れをつくっていく経験を積み重ねていました。

大人にとっては物足りなく見える部分もあるかもしれません。でも、その生徒自身にとっては確かな大きな一歩です。これこそ、どんな教科書にも載っていない、本物の力を育てていく経験なのだと思います。

誰かと比べて「早い」「遅い」ではなく、自分の歩幅で一段ずつ進んでいく。そういう子どもたちを、この場所はただ、静かに信じています。
本日の議長ぶりは、とても堂々としていました。

これからもそんな生徒たちの学びと成長を応援していきます。

(スタッフ 杉山)


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