ここで、サドベリー・バレー・スクールを卒業した生徒の職業をご紹介しましょう。
グラフでは、アメリカ平均(緑色)と比較しています。
グラフから下記のことが見て取れます。
芸術関係や教育関連、マネージメント(経営職・管理職)といった仕事をする比率が、アメリカ平均と比較して高い。
芸術関係が多い理由は、個性が尊重される環境で「自分らしさ」を追求した結果として、芸術のように独自性を発揮できる場を求めたと考えられます。
教育関連が多い理由は、自身がサドベリー教育というユニークな教育に関わってきたため、教育に関心が向かいやすかったと考えられます。
マネージメント(経営職・管理職)が多い理由としては、何もない環境で自らのやりたい事を仲間を募って共に始めたり、スクールのミーティング(公的な話し合い)に提案して活動をしてきた経験があるためと考えられます。
また、アメリカ平均と同じように事務職や営業といった仕事をする方も多くなっています。